撮って出し速報の意味
丸々2ヶ月Blog書くのサボってましたね……本業が謎の忙しさを発揮していて精神的ゆとりが不足しております。
さて「撮って出し速報!」「無加工です!」の話を書いておこうかと思いました。
たまたま最近撮影したモデルさんとも話していたところ、橘田龍馬さんがこの動画を上げられていたので書いてみる次第です。
ここでレタッチと書かれているのは動画を拝見した感じは僕が普段やっているようなレタッチの話でした。
自分がするレタッチというのは以下の通りです。
- 露出調整
- コントラスト等調整
- 気分次第で全体の色味、ノイズ処理
- 肌の質感調整、シミ等の消去
- ホワイトバランス調整
モデルさんやレイヤーさんにお渡しする写真は一応これだけやっています。
動画にもありますが、現場でできることと、ポストプロセスでできることのちょうどいい案配を模索した結果がこれくらいかなというところです。
何故ここを落とし所にしたかというと、原則部分塗りはしない(影の調整をブラシで塗ってやり出したら手間がかかりすぎる)というところを最終防衛ラインにしたときに風景や人物撮影ではこれくらいになったというところです。そういう意味では橘田龍馬さんと考え方は結果的には同じですね。
厳密な色温度調整はスタッフやアシスタントがいて一発撮り書うぶなところならともかく、アマチュアの現場では中々困難ですし、何よりお肌の質感調整は必須だと思っています。
またライティングによる露出や陰影は最低限現場で合わせないと、最早何を取っているのかわからないと個人的には思っているのと、カメラのダイナミックレンジのスイートスポットに入れてあげないとキレイな質感が出ないので、それだけはできるだけがんばるようにしています。
ここで、動画で話題にされている「加工」「レタッチ」と呼ばれているのがどのあたりのことを指しているのか、人によって定義がまちまちだな、ということを思います。
おそらく「加工してるの?」とか批判する人が思ってる加工レタッチがどの程度かイメージが合わないまま良いだの悪いだの言ってるんじゃないでしょうか。
上記のレタッチの先に何があるか考えてみます。
- 部分的な色や露出の調整
- 背景を変える、色々置き換える
- 身体パーツの加工(いわゆる自撮り加工的なやつ)
無加工です!とドヤ顔する人や加工してるの?って批判する人はどこまでの加工(レタッチ)のことをいっているんでしょうね。
以下、個人の感想です。
橘田龍馬さんが動画内で語っておられますが、無加工一発勝負対決みたいなのをやっているならともかく、肌の質感とか全く調整しないで撮って出しで掲載している人の気持ちがちょっとわからないのですよね。
簡単に補正、調整ができるところはやった方がモデルさんも美しく輝いて見えるわけで、それをあえて現実の世界に戻してしまうのはちょっと気持ちがわかりません。
そもそもWBも全くあっておらず肌の色も出ていない、ライティングもろくにやっていないというやつでどうしたいのかわからないという写真も散見されて、それでモデルさんに喜んで欲しいとかいうのはやっぱりわからないです。
そんじゃーね
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